楽しくなければ続かない 

こんにちは、eigomob.comへようこそ!

生活の中に何か英語に接する習慣を取り入れて、自分なりに英語を勉強していきたいという方から、次のような質問を受けたことがあります。「勉強の題材として、海外ドラマなどを観るのと、英語の本などを読むのとでは、どちらが学習効果があるでしょうか?他にお勧めのものはありますか?」

学習効果という観点からひとつ言えることは、英語の学習は続けることに意味があるということです。洋画や海外ドラマも、洋書や雑誌の記事なども、生きた英語に触れて学習できる最高の題材だと思います。でも、考えるべきことは、それがあなたにとって無理なく習慣づけられるものであるか、無理なく続けられるものであるか、ということです。そしてもうひとつ、あなたが英語を学ぶ目的に合った題材であるかということです。

例えば、これは英語の指導をしていらっしゃる多くの方がコメントされていることですが、洋画や海外ドラマを英語学習の目的で観る際には、ジャンルの選び方が重要です。もし、あなたの学習目的が日常会話をマスターすることであるならば、難しい法律用語が頻出する法廷ものや、刑事ドラマ、またSFものなどは適切ではないと言えます。日常会話のシーンが多いファミリードラマや恋愛ものなどがふさわしい題材と言えるでしょう。

では、あなたが無理なく学び続けられる、あなたにふさわしい題材は何でしょうか?私が個人的にお勧めしたいのは、あなたが最も楽しんでいること、あなたの趣味や好きなもの/ことに関する英語の情報を色々なメディアから収集し、毎日それを読んだり、関連した動画を観たりすることです。例えば、料理好きの人は世界の料理のレシピ、ガーデニング好きの人はイングリッシュガーデンの作り方に関する英語の情報やブログを検索してみたり、好きな映画俳優やスポーツ選手に関する最新ニュース・記事をインターネットで読んでみたりといった具合です。自分の好きな分野に関する単語やフレーズであれば、不思議とすんなり頭に入ってしまうこともあるでしょうし、その分野に関連した英語表現をひととおり覚えれば、自分と同じ趣味を持つ外国人と英語でコミュニケーションをとることも少しも夢ではありません。

英語を勉強したいけれども、何から手をつけていいかわからないという方は、何か自分が心から楽しめる分野に関する英語の情報を取り込むことから始めてはいかがでしょうか?そういった題材を選べば、無理なく学習を続けられ、一定の効果を得ることが可能です。

以下の英文、何だかわかりますか?

“They who know the truth are not equal to those who love it, and they who love it are not equal to those who delight in it.”

これは、Confucius Quote: 孔子の「論語」からの有名な引用の英訳です。

『これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず』

つまり、『物事を知っている人は、それを好んでいる人には及ばない。物事を好んでいる人は、それを心から楽しんでいる人には及ばない』ということです。be equal toは、ここでは「~に匹敵する」の意味になります。ところで、「孔子」は、なんと英語ではConfuciusというのです!驚きですね。

もし、あなたが自分の趣味について英語で語り、英語で情報発信することが可能になり、同じ趣味を持つ世界の「仲間」たちとSNSでつながって自由に情報交換できるようになったとしたら、あなたにとって英語を学ぶことが楽しくないはずはないですよね。きっと、楽しいからますます英語学習を続けたくなりますよね。

そんなポジティブなスパイラルにはまり、英語を学ぶことを心から楽しめるようになった人は、もう最強です!なぜなら、どんな上級者でも、英語学習に終わりというものはないからです。

See you!