秋の夜長のPlaying Riddles

こんにちは、eigomob.comへようこそ!

標題にあるriddleとは「謎」や「なぞなぞ」を意味する単語ですが、最近、長い間本棚の奥で眠っていた英語の「なぞなぞ本」が急に気になりだして、パラパラと頁をめくってみました。その本はかなり昔にどこかで購入した子供向けの「なぞなぞ本」ですが、よく読んでみると、結構笑えたり、「これは深い!」と思えるなぞなぞが沢山書かれていました。ハロウィンパーティーなどでなぞなぞ遊びをする(play riddles)際のネタとして、いくつかご紹介したいと思います。

What’s What?
まずは、素直に笑えるものをいくつか:

What kind of shoes are made of banana skins?
(バナナの皮で作られているのはどんな靴?)

Slippers.(スリッパ)

What room can no one enter? (誰も入ることのできない部屋は?)
A mushroom.(マッシュルーム)

What colors would you paint the sun and the wind? (太陽と風を描くなら何色?)
The sun rose and the wind blue.(「日が昇り、風が吹いた」という表現から、太陽はバラ色、風は青)

*rose はrise「(日が)昇る」「上がる」の過去形。blueはblow「(風が)吹く」の過去形。

では、もう少し頭を使ってみましょう:

What time is it when a pie is divided among four hungry boys?
(お腹をすかせた4人の男の子にパイを分けるのは何時?)

A quarter to one.(12時45分 = 一人4分の1ずつ分けるから)

*quarter は4分の1。また、時間表現では15分を意味し、15分前、15分過ぎなどを表現する場合に使われる。

What question can never be answered by “Yes”?
(決して「Yes」と答えることができない質問とは?)

Are you asleep? (あなたは眠っていますか?)

What is worse than finding a worm in an apple?
(リンゴの中に毛虫を一匹見つけるよりもっと悪いことは?)

Finding half a worm.(半分だけの毛虫を見つけること)

*worm は「毛虫」「ミミズ」「うじ虫」など。

これって最悪の事態ですね!

What salad is best for newlyweds?(新婚夫婦にぴったりのサラダは?)
Lettuce alone.(レタスだけ)

*newlywed「新婚者」。複数形で「新婚夫婦」。

これ、おわかりですか?私のお気に入りのダジャレ(pun)問題です。回答の発音がポイント!

Which is Which?
次は、「どっちがどっち?」というなぞなぞです:

Which is the strongest day of the week?(1週間のうちで最も強い日は?)
Sunday, because all the rest are weak days.(日曜日。他は皆ウィークデイのため)

これは、week day を同じ発音のweak dayと捉えた問題ですね。

ここからは、少し頓知を利かせてチャレンジしてください:

Which can move faster, heat or cold?(熱さと冷たさではどちらが速い?)
Heat, because you can catch cold.(熱さ。冷たさは捕まえられるから)

coldには「風邪」という意味もあるので、catch a cold 「風邪をひく」という表現を知っていれば納得できます。

次は、問題はやや難解ですが、回答は確かに理にかなっている大人のなぞなぞです:

Which is better — complete happiness or a bread-and-butter sandwich?
(完全な幸せとパンとバターのサンドイッチでは、どちらがより良いものか?)
A bread-and-butter sandwich. Nothing is better than complete happiness, and bread-and-butter sandwich is much better than nothing.
(パンとバターのサンドイッチ。完全な幸せに勝るものは何もない。そして、パンとバターのサンドイッチは何もないよりはずっとまし)

*complete 「全部そろった」「完全な」

いかがですか?個人的には、この回答に妙に納得してしまった私です^^

Which would you rather have — a lion eat you or a tiger?
(あえて選ぶならどちら?―ライオンに食べられる、またはトラに食べられる)

Thanks, I’d rather have the lion eat the tiger.
(折角ならライオンにトラを食べてもらいたい)

*would rather ~「~する方がよい」「むしろ~したい」
*have・・・動詞で「・・・に~してもらう、~させる」

とんでもない質問には、こんな風にウィットを利かせて答えるということですね。

Say When!
続いては、「どんな時にそうなる?」というなぞなぞです:

When is a doctor like an angry man?(医者が怒ったように見えるのはいつ?)
When he loses his patience (patients).(患者を失った時)

patience「忍耐」をpatient「患者」にかけた英語のダジャレです。

When is an elevator not an elevator?
(エレベーターがエレベーターでない時はいつ?)

When it is going down.(降下している時)

*elevatorはもともとelevate「持ち上げる」「高める」という動詞から派生した単語のため、降下するのは(本来の)elevatorではないというなぞなぞ。

When the clock strikes thirteen, what time is it?
(時計が13回時を打ったなら、それはいつ?)

Time to fix the clock. (その時計を直す時)

確かに、この時計は壊れていますので、まさに修理時ですね。

Tell Me Why?
さて、ここからは難易度がかなり上がりますよ:

Why are tall people always the laziest?
(長身の人たちはなぜ一番怠惰な人たちなのか?)

Because they are longer in bed than short people.
(なぜなら、彼らは背の低い人たちよりもベッドに長くいるから)

長身なのでベッドの中で「より長い」というlongerを時間が「より長い」にかけています。

Why does time fly?(時間はなぜ飛ぶ [ように過ぎる] のか?)
Because so many people are trying to kill it.(なぜなら多くの人が殺そうとするから)

日本語の「光陰矢のごとし」を英語にすると“Time flies like an arrow.”です。英語では、時が「飛ぶ」と表現するのですね。また、日本語で何かをして「時間をつぶす」の「つぶす」という表現は、英語ではkillを使います。(例:kill 30 minutes 「30分つぶす」)

Why is the inside of everything so mysterious?
(あらゆる物事の内側はなぜ謎に満ちているのか?)

Because we can’t make it out.(なぜなら理解できないから / 外側に出せないから)

*make out ~「~を理解する」「~を見分ける/聞き分ける」

それを「理解する」という意味のmake it outを「外に出す」という意味のmake it out にかけた
なぞなぞです。

Why should ladies who wish to remain slender avoid the letter C?
(スリムでいたいと願う女性たちは、なぜCの文字を嫌うのか?)

Because it makes fat a fact.(Cはfat [太っている] をfact [事実] に変えてしまうから)

*wish to ~「~したいと願う」、remain ~「~のままである、[ある場所に] とどまる」、avoid ~「~を避ける、回避する」

これも正解するのはかなり難しいですが、とてもおもしろいなぞなぞだと思います。

それでは最後に、この本の中で見つけたちょっと素敵ななぞなぞをあなたに贈ります:
I am something that always increases the more I am shared with others. What am I?  (私は、いつも誰かと分かち合えば合うほど増えていくものです。私は何でしょう?)

答えは・・・

Happinessです!これって、分かち合えば合うほど増えるものだったのですね。特別な日には、ご家族や親しいお友だちと、ぜひこれを分かち合ってください。

まだちょっとだけ早いですが、Happy Halloween!

See you!