ビジネスに効く英語教材

こんにちは、eigomob.comへようこそ!

もうすぐ9月だというのに、まだ30度越えの残暑が続いています。夏が苦手の私にとって「生きるのが精一杯!」という感じの今年の夏でしたが、嵐の歌う「夏疾風」に時おり涼しさと元気をもらいながら、何とか乗り切ってきました。それにしても、日本の夏は今後どうなってしまうのか、本当に心配です。

さて、もうすぐやって来る(はずの)秋は、読書や英語学習にもってこいの季節です。さっそく学習のお話に移りましょう。

『日常会話は何とかなるのですが、ビジネス英語を勉強するにはどうすればよいでしょう?』

こうしたご質問を受けることがよくあります。実は、ビジネス英語のスキルアップに、ぜひお役立ていただきたいと個人的に思っている一押し教材があります。その教材とは、何を隠そうTOEIC®
Listening & Reading Testの公式問題集です。今回は、テスト対策だけでは「あまりにもったいない」上記問題集のご紹介です。

ビジネス英語の4技能が鍛えられる超実用的なコンテンツ
TOEIC® Listening & Reading Testは、「聞く・読む英語力」を測定する世界共通のテストです。その公式問題集は、文字通りこのテストの受験対策のための問題集ですが、「所定の時間内にひたすら問題を解く」という本来の受験対策用の使い方から少し目線を変えると、さまざまなビジネスシーンにおける英語のコミュニケーションを総合的に学習できる優れたビジネス英語教材と言えます。

公式問題集のリスニングセクションでは、職場でのちょっとした会話から、取引先とのやりとり、会議でのプレゼンテーション、ニュース報道など、いずれも実践的な業務上のコミュニケーションを耳から学ぶことができます。職場の同僚同士の会話などには、適度にカジュアルな生のネイティブ表現が含まれていたり、米国・英国・カナダ・オーストラリア英語の発音の違いも学べたりと、仕事で英語を必要とする方が現場目線の英語を習得するのにうってつけのコンテンツです。これらのコンテンツを耳で聞くとともに、さらに音読やシャドーイング、リピーティングの練習材料としてフル活用することで、リスニング力やスピーキング力の向上につなげることができます。

一方、リーディングセクションは、ビジネス英語のインプット学習に最適な内容です。Part 5-6を学習することで基礎文法力が養われ、間違いやすい文法上のポイント等を集中的に学べるため、メールを作成する際の文法ミスなどを減らすことに役立ちます。Part 7には、読解用のコンテンツとして、メールをはじめとする通信文、告知文、依頼文、PR文、メディアの記事などが網羅されていて、いずれもビジネスパーソンとして慣れ親しんでおくべき文書形態、構成、語彙、フレーズがバランス良く盛り込まれています。そのため、どんなタイプの文書では、どんなパターンのメッセージやコミュニケーションが展開されるかを効率良く学習することができます。また、最近の問題集には、従来のメールに加え、チャット形式のメッセージも含まれていて、オフィスでの日常的なコミュニケーションにそのまま使える表現もあります。仕事で英語を使う人にとっては、どれも業務上、参考になる内容ばかりです。

さまざまなシーンに合わせた実践的なビジネス英語が総合的に学習できること。しかも、これ一冊で、リスニング、スピーキングのトレーニングから、リーディングやライティングの学習にも応用可能なことがTOEIC公式問題集の教材としての魅力です。

英文・日本語訳ともにお手本にしたいクオリティ
TOEICテストは、とにかく時間との闘いです。そのため、テスト対策だけの目的で公式問題集を
利用している場合には、コンテンツを熟読してみる機会はなかなかないかもしれません。が、これをじっくり読んでみると、いずれのコミュニケーションコンテンツもとてもクオリティが高く、どんな業種のビジネスの現場でも重宝する内容がふんだんに含まれていると感じます。

私は、外資系企業に勤務していた時分、日常的にネイティブスピーカーが書いた多くの文書やメールを目にしていましたが、実際の仕事の現場では、常に質の高い文書やメールがやりとりされているわけではありません。そんな経験も踏まえると、公式問題集のリーディングセクションに掲載されているビジネス文書の構成や、文書の目的に応じて使われている語彙・表現には、実にお手本にしたいと思うものが沢山あります。特にメールなどの通信文では、発信先や案件に応じた適切なフォーマル表現や、シンプルかつ的確なフレーズの使い方などが目を引きます。

また、公式問題集では、問題文・解答文ともに、和訳がとても自然な日本語表現に仕上がっていると感じます。過去の業務では、海外本社発のメッセージの日本語訳に関わる機会も多かったのですが、英語と日本語のメッセージ文化の違いから、自然な和訳を生み出すのに苦慮することもしばしばでした。そんな視点で公式問題集の和訳を見ると、極めて欧米的な内容が扱われていても、直訳というのではなく、きちんと日本語文化に根ざした表現の和訳が付いていて、日本語訳からも学べることが沢山あります。ぜひ日本語訳にも一通り目を通してみてください。新しい気づきや学びがきっとあると思います。

キャリアアップにも役立つ一石二鳥の学習法
そういう訳で、仕事で英語を使い始めた方や、これから必要になってくるという方には、英語のビジネスコミュニケーションを一人で総合的に学べる教材として、TOEIC公式問題集をお勧めしたいと思います。昨今は、TOEICテストのスコアを昇進や正社員採用の条件に加える会社も増えていることから、この公式問題集に取り組むことで、キャリアアップとビジネス英語のスキルアップに一石二鳥の効果が期待できるでしょう。

TOEICテストのスコアは、実用的な英語力のレベルを示す世界共通の指標として、さまざまな分野で一般的に用いられています。仕事での必要性にかかわらず、とにかく英語のスキルアップを目指しているという方は、自分の英語レベルを確認するために、一度はTOEIC® Listening & Reading Testを受験してみてください。自分の弱点や今後の学習へのヒントが得られます。

それでは、学習や行楽に最適な、何よりも過ごしやすい季節の訪れを待ち焦がれつつ・・・

See you!