Connecting Sentences

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シルバーウィークの4連休はいかがお過ごしでしたか?私は、気持ち良いくらい買い物をしました。前から欲しいと思っていたものをまとめ買いしたため、お財布はかなり軽くなってしまったのですが、今はただ達成感に満ち溢れています。散財の後ろめたさを、「私は経済を回しているのだ!」という自己満足感にすり替えているのかもしれません。

さて、今回は、英会話初心者が必ずクリアしていかなければならないハードルであり、誰もが一度は苦戦するテーマとして「Connecting Sentences:文をつなぐ」にフォーカスしてみました。

私たちが英会話を学んでいく道筋について考えてみましょう。まずは挨拶の表現・パターンを覚えて、簡単な自己紹介ができるようになります。次に、短い英文で伝えたいことを表現する方法を学びます。そして、疑問文を使って相手に質問したり、自分も相手からの簡単な質問に答えたりできるようになります。こうして、徐々に会話らしい会話の領域に入っていくのが通常の流れかと思います。

初めのうちは、誰でもシンプルな表現を口に出すのが精一杯です。相手にうまく質問することができたとしても、返ってきた答えに対してコメントするなどまだ先の話です。相手に何か質問されても、まず8割程度はYesまたはNoだけで通し、たまに短めのフレーズやセンテンスで回答するのがせいぜいといったところではないでしょうか。もちろん、私もそうでした。

そこで、「1つのセンテンスなら何とか言える!」というレベルになった方には、次のステップとして、ぜひ接続詞を使って文をつなげることにチャレンジしていただきたいと思います。あなたにとって、「英語がペラペラの人」もしくは「英語が堪能な人」という印象を決めるものは何でしょうか?たぶんその答えは、単に「発音が良い人」でも「難しい表現や気の利いた表現を知っている人」でもないはずです。それは、英語で「ボリュームのある会話ができる人」ではないでしょうか。文をいくつもつないで話せる人は、それだけで英語がかなり話せる人という印象を与えます。つまり、接続詞をうまく使いこなすと、会話にボリューム感が出るのです。

まずは、手軽な[and / so / but]を使って文を適切につなぐことにトライしてください。これができるだけで、あなたの会話がとたんにリアルになり、会話にボリューム感が生まれます。また、and / so / butでつなげた自分なりの会話文を練習する際には、これらの接続詞の前後であまり間を置かず、2つ(以上)の文をあたかも1つの文のように一気に話せるように練習しましょう。そもそも、それがネイティブたちの話し方であるからです。

次に、会話の中で頻繁に使っていただきたい接続詞は[because]です。英語は説明を必要とする言語であるため、あなたがコメントした内容の背景やその理由を相手にきちんと伝えることが求められます。ネイティブと話した経験のある方ならよくわかることですが、何かを言いっぱなしにしていると、“Why?”と聞かれることが本当に多いです。そこで、because以下でコメントの理由を説明します。「コメント+理由」「コメント+理由」の会話パターンは、論理性を重視する英会話の基本パターンでもあります。

さらに、会話に幅と奥行きを与える接続詞があります。比較的よく使うものとしては、[when / before / after / if / while / though]などでしょうか。ただし、これらの接続詞の使い方については難易度が上がります。これらの接続詞をはさんだ前半の文と後半の文で異なる時制となったり、各文の主語の人称に合わせて動詞の変化を考慮したりと、熟練度が問われるところです。

例えば:

I like romantic movies, while my husband likes sci-fi movies best.「私は恋愛映画が好きだが、夫はSF映画が一番好きだ (主語の人称と動詞の一致) 」

After I finished dinner, I took my dog for a walk.「夕食をすませた後、私は犬を散歩させた (時制の一致) 」

I’m not sure if the boss will agree to our new plan.「上司が新しいプランに同意してくれるかどうか確信がありません (現在形+未来形) 」

Let me know when you have finished writing the report.「レポートを書き終えたら知らせてください (現在形+現在完了形) 」

私個人の経験では、1つのセンテンスであれば言いたいことをほぼ表現できるようになった段階から、その中にwhenやifを使った従属節をスムーズに組み込めるようになるまでに相当の時間を要したような記憶があります。もっとも、その頃の私は、スピーキングの練習にほとんど時間を割いていなかったこともありますが。いずれにしても、ここは英会話のひとつの難関であることは間違いありません。この手の接続詞を苦もなく使いこなすことができたら、英語のペラペラ感が一気にアップしますね。

ということで、ボリューム感があり、かつロジカルな英語が話せるようになりたいという方は、接続詞をどれだけ使いこなせているか意識してみるのもよいかもしれません。英会話初心者の方は、まずは and / so / but / becauseを取り入れたスピーキングがスムーズにできるレベルを目標にしてみてください。その目標をクリアしたとき、あなたはそれまでとは違う場所に立っているはずです。

See you!