The Powerful Classic Training Method

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テニス好きの私は、つい先日まで全豪オープンをTVで楽しんでいました。何と言っても、この時期に観客動員を果たしながら立派に大会開催を成し遂げた運営組織の関係者にまず拍手を送りたいと思います。現地メルボルンでは、2度のロックダウンにより、大会開催に先立ってコロナの新規感染者数がほぼゼロとなっていました。この実績もさることながら、会期中に空港近くの検疫用ホテルでクラスター感染が見つかった際の現地の迅速な対応もさすがでした。政府が即5日間のロックダウンを宣言すると、その間大会も無観客に。そして、ロックダウン明けの6日後からは再び観客を入れて大会を続行。政府や大会運営組織のタイムリーな決断や柔軟な対応力が素晴らしかったです。この大会にすべてをかけてきた選手たちと世界中のテニスファンのため、とにかく最終日まで見事に大会をやり切った運営スタッフたちの大きな努力を称えたいです。それにしても、大坂なおみ選手の大会2度目の優勝も圧巻でしたね。どちらもWell done!!

さて、今回のテーマは、標題の通り『パワフルな正統派英語学習法』です。このパワフルな学習法とは一体何だと思いますか?それは、ズバリ、『ディクテーション』です。英語の音声を聞きながら、それを書き取っていく(またはタイプする)あの作業です。ディクテーションは、初心者向けの学習法ではありません。英語のリーディングやリスニングがある程度できるようになった方がさらにレベルアップするためのトレーニングです。時間や手間がかかるうえにとてもエネルギーを要する学習法ではありますが、圧倒的な効果が得られると言われています。

英会話スクールの中には、受講者のレベルをチェックするためにディクテーションのテストを取り入れているところがあります。この方法は、ある意味とても正解だと思います。なぜなら、ディクテーションをしてもらうことで、リスニング力から、文法力、語彙力に至るまで、その人の総合的な英語力が一目瞭然となるからです。逆に言えば、ディクテーションに取り組むことで、英語力を総合的に養うことができるということです。

ディクテーションを行ってみると、自分では聞き取れていると思った英文が実際には間違っていたり、何回聞いても聞き取れない音の存在があったり、いかに自分の文法力がいい加減であるかに気付かされたり、とにかく知らないフレーズや単語が多いことに嫌気がさしたりと、一気に自信を失うかもしれません。私も、久しぶりにディクテーションをやってみると、結構ボコボコです(笑)。ですが、このトレーニングを進めるうちに、自分の間違いの傾向や弱みが浮き彫りになるため、今後自分が強化すべき学習のポイントというものがわかってきます。

ディクテーションは、一般的にリスニング強化のための学習法とされていますが、その効果はリスニングだけに留まりません。ディクテーションでは、一度に長い英文を書き取ることは難しいため、同じ箇所を繰り返し聞いたり、自分が書き取った部分を何度も読みながら作業を進めていくことになります。これが結果としてリーディングの強化になったり、英語のフレーズや表現、そして構文のバリエーションを自分の中に増やしていくことにもつながります。また、ディクテーションをすることが、改めて文法のルールを学び直す機会になることもあります。

では、どんな素材でディクテーションを行うのが良いでしょうか?おすすめしたいのは、映画やドラマ、YouTube動画の音声など、やはり生の会話の音声です。ただし、答え合わせが必要なため、必ずスクリプトがあるものを選ぶこと。できれば、日本語訳もあった方が良いですね。英語教材であれば、できるだけナチュラルな会話が収録されたものを使ってください。自分が好きで興味を持てる内容のものが一番ですが、仕事で英語が必要な方は、自分の仕事に関係のある分野のスピーチなども良いと思います。自分が聞いてみて、「少し難しい」と感じる位のレベルのものを選ぶのが良いでしょう。大切なポイントは、聞き取れなかった部分への対応です。正しい英語がわからなくても、自分が聞こえた通りにカタカナでも構わないのでメモしておくこと。それが実際にはどのような英語であったのかを検証することで、自らの弱点攻略の一歩になります。

ディクテーションは、根気が必要とされる負荷の高いトレーニングです。最初は自分の書き取りがあまりに不完全で打ちのめされるかもしれませんが、何回か続けてゲーム感覚を覚えると「癖」になることもあるようです。これまでディクテーションにチャレンジしたことがないという方も、ぜひ今後は実践してみてください。自分の英語力に関してさまざまな気付きが得られることは間違いありません。そして、これもぜひ試していただきたいのですが、小一時間ディクテーションにしっかり取り組んで汗を流した後、英語のニュースなどを聞いてみると、聞こえ方が全く違います!海外ドラマを観ても、登場人物たちの会話が何だか妙にクリアに聞こえてくるんです。この感動は簡単に味合うことができますので、お試しあれ。

以前、英語を独学で勉強しているというビジネスパーソンに、どのような学習をしているのか尋ねたところ、「TEDのプレゼンテーションをディクテーションしています」という答えが返ってきて驚きました。なかなかハードな学習を実践されていてすごいですね!その方は、今頃きっとさまざまな英語のスピーチを楽に聞き取っているのだろうなと思います。そして、ご自身も英語のプレゼンをすんなりこなしていらっしゃるかもしれません。1日10分程度のディクテーションを習慣にして、それを続けることができたら、あなたにもかなりすごいことが起きると思いますよ!

See you!